第34回論文特集号「溶融塩およびイオン液体 その無限の可能性」のご案内

 溶融塩を用いた技術開発は、凡そ1世紀ほど前のアルミニウム電解の発明から、熱浴への適用、溶融炭酸塩形燃料電池等、種々発展してきております。近年では、常温付近の融点をもつ様々な溶融塩やイオン液体が開発され、キャパシタや電池への応用研究が産官学を通じて活発に取り組まれております。
 そこで、このたびElectrochemistry(電気化学および工業物理化学)では、溶融塩やイオン液体のもつ構造物性に着目した基礎科学的研究、あるいはこれを用いた合成プロセス、材料創製、エネルギー変換、廃棄物処理といった幅広い工学的研究に焦点を当てて、論文特集号を企画いたしました。国内外問わず関連分野でご活躍の皆様からの多数のご投稿をいただければ幸いです。

◎ テーマ 「溶融塩およびイオン液体 その無限の可能性」
“molten salts vis-a-vis ionic liquids - these future prospects”
◎ 内容 溶融塩およびイオン液体を対象とした基礎科学的な研究成果、およびそれらを利用した工学的な応用開発による成果などで、これまで未発表の最新・最先端の新しい知見を含むものとします。
◎ 発行 2005年8月号(Vol.73、No.8)予定
◎ 投稿申し込み〆切り 2004年10月29日
◎ 申し込み方法 投稿者(代表者に○)、代表連絡先(TEL,FAX,e-mail)、論文題目(仮題でも可)、論文の種類を明記し、下記宛にお申し込み下さい。
◎ 問い合わせ・申し込み先 102-0074 東京都千代田区九段南4-8-30アルス市ヶ谷202
電気化学会編集委員会
(TEL:03-3234-4213、FAX:03-3234-3599、
e-mail:edit@electrochem.jp
◎ 論文の種類 総説、総合論文、報文、技術報文、コミュニケーション、ノート。なお本特集号は海外へのサーキュレーションを良くする為に、英文論文のみを掲載します。編集委員会では、コミュニケーションの投稿を特に歓迎します。
◎ 執筆の要項 Vol.72 No.1に掲載の「投稿規定」「投稿の手引き」「Notice to Authors for Paper Submission to Electrochemistry」「 Instruction for Authors」に従って下さい。またはホームページ(英文のみhttp://edit.electrochem.jp/index-e.html)をご覧下さい。
◎ 審査 通常の論文と同様の審査を行います。今回は本会誌初めての試みとして、海外の研究者の方々にも論文審査を依頼する予定です。
◎ 原稿〆切り 2004年12月27日