溶融塩化学講習会

第51回溶融塩化学講習会「製錬からSDGsを考える」(ハイブリッド講習会)

主 催: (公社)電気化学会溶融塩委員会
協 賛: 日本金属学会,日本鉄鋼協会,資源・素材学会,軽金属学会,イオン液体研究会,電解科学技術委員会,電気化学会北海道支部(順不同)

近年,持続的可能な社会を実現するための取り組みが世界中で行われつつある.電気化学が密接に関わる電解製錬の分野は,以前は鉱石が原料となり.その鉱石からの金属イオンを還元する事で各種金属が製造されてきた.そして最近では,金属資源の循環が求められるようになり,従来のような鉱石だけを原料とした製錬から循環型の製錬に変化してきている.本講習会では,金属製錬の最前線でご活躍されている方々を講師に迎え,最近の製錬の分野で行われている持続可能な製錬を実現するための取り組みや,開発段階にあるものを解説して頂きます.

日時および開催形式

2022年10月21日(金)12:55〜16:35

T K P札幌カンファレンスセンター( カンファレンスルーム7B)とオンライン(Zoom利用)によるハイブリッド開催

会場でのご参加は30名(お申し込み先着順)までとさせて頂きます.
会場へのアクセスはこちら

参加費(いずれも税込み)

電気化学会・協賛学協会会員:6,000円

非会員:12,000円

学生:無料

溶融塩委員会個人会員・法人委員:無料

入金締め切り:10月17日(月)

支払いリンクは参加登録時の自動返信メールに記載されています.自動返信メールを紛失の方はこちらよりご覧ください.

テキストはPDFにて配布いたします.

参加申込方法

参加フォームからお申し込みいただくか、下記までE-mailにてご連絡下さい。
申込先: 芹澤 信幸 (溶融塩委員会事務局)
E-mail: mscj@electrochem.jp

お問い合わせ先

世話人 上田 幹人 (北海道大学大学院工学研究院)

プログラム

12:55-13:00

開会の辞

13:00-13:50

講師:松谷輝之(三菱マテリアル株式会社)
「静脈物流システムと非鉄金属リサイクル」

社会のデジタル化,電動化に伴い,銅を始めとする非鉄金属の需要が増大する中,非鉄金属リサイクルへの期待が高まっています.本講演では,現在,非鉄製錬所が行っている非鉄金属リサイクルについて解説します.

13:50-14:40

講師:浅野 聡(住友金属鉱山株式会社)
「ニッケル電解技術と資源循環について」

ニッケルはリチウムイオン電池,耐食合金,触媒などに使用され,GHG削減に必須な元素です.本講演では住友金属鉱山におけるニッケルの製錬(分離・精製・電解)方法,電池リサイクルの取組みについて紹介致します.

14:55-15:45

講師:布村順司(株式会社UACJ)
「アルミニウムのハイアップグレードリサイクル」

環境負荷の低減を目的とした,アルミニウムの製錬および精錬(精製)技術に関する世界動向の紹介と共に,研究開発中の,スクラップアルミニウムの電解精製技術(ハイアップグレード技術)について紹介いたします.

15:40-16:35

講師:竹中俊英(関西大学)
「溶融塩電解法によるマグネシウム金属製造の課題と展開~日本国内でのMg金属地金の製造は可能か?~」

マグネシウム地金を,国産資源を用い,低環境負荷で国内生産することを目標とした,我々の取り組みについてご紹介いたします.

これまでの溶融塩講習会

開催年 名称 場所
2021年 オンライン 第50回溶融塩化学講習会
2020年 オンライン 第49回溶融塩化学講習会
2019年 千葉 第48回溶融塩化学講習会
2017年 仙台 第47回溶融塩化学講習会
2016年 東京 第46回溶融塩化学講習会
2015年 東京 第45回溶融塩化学講習会
2014年 京都 第44回溶融塩化学講習会
2012年 横浜 第43回溶融塩化学講習会
2011年 京都 第42回溶融塩化学講習会
2010年 東京 第41回溶融塩化学講習会
2009年 吹田 第40回溶融塩化学講習会
2008年 東京 第39回溶融塩化学講習会
2007年 神戸 第38回溶融塩化学講習会
2006年 横浜 第37回溶融塩化学講習会
2005年 東京 第36回溶融塩化学講習会