溶融塩化学講習会

第41回溶融塩化学講習会

第41回溶融塩化学講習会は無事終了いたしました。沢山のご参加、誠に有難うございました。

−持続的発展、低炭素社会実現への取り組み−
主 催: (社)電気化学会溶融塩委員会, 東京工業大学原子炉工学研究所
協賛予定: 電気化学会, 日本原子力学会, 日本化学会

高温の溶融塩はその潜在的な核拡散抵抗性ならびに高い耐放射線性という特長を活かして、原子力分野における核燃料再処理プロセスの媒体として適用され、そのいくつかのプロセスは実証間近な段階にあります。電池産業においては、既に実用化された溶融炭酸塩形燃料電池ならびにナトリウムイオウ電池だけでなく、近年は常温付近にて溶融する塩であるイオン液体のその高い電気伝導性、安定性を活かしたリチウムイオン2次電池やキャパシタへの応用研究も盛んです。そこで電気化学会溶融塩委員会では、溶融塩・イオン液体のもつそれらの特長を活かしたこれまでのさまざまなエネルギー産業技術への応用研究の取り組みについて解説いただき、今後10−20年後を見据えた技術開発の方向性がどのようなものであるか、現在各方面の分野の第一線でご活躍されている方々をお迎えしてご講演いただく講習会を企画いたしました。電池から原子力に至るまで幅広く入門から最先端の研究開発情報を同時に得ることのできるまたとない貴重な機会ですので、電気化学や原子力を専攻・研究されている学生・教官のみならず、関連技術の研究開発にご興味の持たれている社会人の方々も皆様是非お誘いあわせの上、ご聴講下さいますようお願い申し上げます。

日時および場所

2010年10月26日(火) 9:50-17:30
東京工業大学大岡山キャンパス 大岡山北一号館1階会議室
152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
東急目黒線、大井町線「大岡山駅」下車、徒歩約5分
原子炉工学研究所の場所はこちら
http://www.nr.titech.ac.jp/Japanese/Access/map.html
(現在、大岡山駅前に東工大蔵前会館が出来、そこを経由することで、さらにアクセスは便利になりました。)

参加申し込み方法

郵送・E=mailにより下記の内容をご連絡のうえお申し込みください。
参加申込〆切 2010年10月15日(金)定員(60名)になり次第締め切らせていただきます)
1. 参加者氏名
2. 所属
3. 連絡先(郵便番号・住所・電話番号・FAX番号・E-mailアドレス等)
4. 会員資格(会員扱いで参加を希望される場合は、入会している協賛学会名を記載してください)
5. 会費支払予定日(当日の現金取扱いはいたしませんので、ご注意ください)
申込・問合先 〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1-N1-10
東京工業大学原子炉工学研究所
世話人 松浦 治明
TEL: 03-5734-3076, FAX: 03-5734-3379
E-mail: hmatsuur@nr.titech.ac.jp
銀行名 支店名 口座名 口座番号
三井住友銀行 六甲支店 溶融塩委員会(ヨウユウエンイインカイ) (普)4232819
郵便振替   溶融塩委員会(ヨウユウエンイインカイ) 00900-4-169438

プログラム

  9:50-10:00 開会の辞  
1. 10:00-11:00 溶融炭酸塩形燃料電池の技術と導入状況 光島 重徳(横国院工)
2. 11:00-12:00 核燃料乾式再処理 坂村 義治(電中研)
    昼 食  
3. 13:00-14:00 溶融塩による潜熱蓄熱技術 阿部 宜之(産総研)
4. 14:00-15:00 リチウムイオン二次電池用電解質の適用 関 志朗(電中研)
    休 憩  
5. 15:15-16:15 フッ化物を用いる素材プロセッシング 佐藤 修彰(東北大多元研)
6. 16:15-17:15 エネルギー貯蔵デバイス 宇恵 誠(三菱化学)
  17:15-17:30 閉会の辞  

これまでの溶融塩講習会

開催年 名称 場所
2010年 東京 第41回溶融塩化学講習会
2009年 吹田 第40回溶融塩化学講習会
2009年 東京 第39回溶融塩化学講習会
2009年 神戸 第38回溶融塩化学講習会
2009年 横浜 第37回溶融塩化学講習会
2009年 東京 第36回溶融塩化学講習会