2002年電気化学秋季大会(2002年9月12-13日・東京工芸大学厚木キャンパス
S5.溶融塩科学技術の新たな展開

安定で導電性が高い溶融塩は基礎科学の面からの充実がすすみ、温度領域も高温から常温まで広がり、新たな応用、とくにグリーンケミストリーの柱として二次電池、燃料電池への応用も期待されている。この溶融塩に関する基礎から応用までの研究発表を広く募集。特別講演および一般講演で企画。


第2日・9月13日(金) F会場

【シンポジウム:溶融塩化学・技術の新たな展開—高温から常温まで】
 主催:溶融塩委員会,大会実行委員会

(9:00〜10:00)
2F01 レドックス機能を有する新規常温溶融塩の合成と電気化学特性(産総研生活環境系)°松本 一,蔭山博之,宮崎義憲
2F02 疎水性室温溶融塩中における酸素の電気化学的還元(慶大理工)°小野寺北斗,片山 靖,美浦 隆
2F03 多孔性固体近傍におけるプロトン含有常温溶融塩の挙動(神戸大工)°水畑 穣,八十和夫,梶並昭彦,出来成人
2F04 カルボン酸ナトリウム融体の混合による中距離構造変化(神戸大工)°梶並昭彦,大西要介,中村公則,水畑 穣,出来成人

(10:00〜11:00)
2F05 中和法により作成したイオン性液体の粘度とイオン伝導度の相関(東京農工大工)°福元健太,吉澤正博,大野弘幸
2F06 Zwitterionic liquidの融点に及ぼす構造因子の解析(東京農工大工)°成田麻子,吉澤正博,大野弘幸
2F07 高イオン伝導性イオン性液体型ポリマーフィルムの設計と評価(東京農工大工)°和城智子,吉澤正博,大野弘幸
2F08 常温で液体のアルカリ金属塩:N・Ethylimidazolium Alkali Metal Sulfate(東京農工大工)°大野弘幸,荻原 航,吉澤正博

(11:00〜12:00)
特2F09 常温溶融塩とプロトン伝導(横浜国大院工)渡邉正義
2F11 イオン性液体中でのエレクトロクロミズム挙動の検討(横浜国大院工)°片伯部貫,川野竜司,渡邉正義
2F12 イオン性液体中におけるヨウ素レドックスカップルの電荷輸送機構の解明とそのゲル化(横浜国大院工)°川野竜司,渡邉正義

(13:00〜14:00)
2F17 溶融炭酸塩共存下におけるNbの腐食挙動(横浜国大院工)°渡邊祐子,光島重徳,神谷信行,太田健一郎
2F18 溶融炭酸塩共存下における鉄の高温腐食モデル(横浜国大院工)°小竹友洋,西村佳泰,光島重徳,神谷信行,太田健一郎
2F19 溶融炭酸塩形燃料電池におけるセパレータ材料の加圧雰囲気下での高温耐食性について(産総研)°柳田昌宏,谷本一美,小島敏勝,野村勝裕,宮崎義憲
2F20 溶融炭酸塩中におけるTi系複合酸化物の溶解度(横浜国大院工)°岩田光由,光島重徳,神谷信行,太田健一郎

(14:00〜15:00)
2F21 溶融炭酸塩中におけるアルミニウム被覆SVS310の不働態皮膜の分析(山形大工)仁科辰夫,°上村 潤,遠藤孝志,立花和宏,尾形健明
2F22 その場ラマン分光法による溶融炭酸塩中における酸素還元挙動の解析(東北大院工)°伊藤 隆,Mohamedi Mohamed,内田 勇
2F23 Li/Na/K及びLi/Na組成溶融炭酸塩中での酸素還元と酸化ニッケルの溶解挙動(東北大院,韓国電力研院)°李 忠坤,谷口貴章,Mohamed Mohamedi,伊藤 隆,内田 勇
2F24 Investigation of Electrode Reaction Characteristics in Molten Carbonate Fuel Cell(KEPRI)°Lee Choong-Gon, Lim Hee-Chun

(15:00〜16:00)
2F25 ZnBr2-ZnCl2 系融体中の錯イオンと導電性(千葉大工)°福島和子,岩尾尚一郎,岩舘泰彦
2F26 溶融CaCl2 中におけるSiO2 電解還元反応の電位依存性(京大院エネ科)°安田幸司,野平俊之,伊藤靖彦
2F27 溶融LiCl-KCl-GdCl3 中でのCo-Gd合金膜の形成(京大院エネ科)°久保田哲郎,飯田貴久,野平俊之,伊藤靖彦
2F28 溶融LiCl-KCl-LiH系におけるハイドライドイオンに関する熱力学的および分光学的検討(京大院エネ科)°中島裕典,野平俊之,伊藤靖彦

(16:00〜16:30)
2F29 Sol-Gel法によるLiNiO2 被覆Ni電極の作製と電解フッ素化用陽極への応用(同志社大工,森田化学)°初代善夫,武居洋行,百田邦尭,稲葉 稔,田坂明政
2F30 高エネルギーX線回析によるNH4・mHF常温溶融塩の構造解析(高輝度光学研セ,同志社大工,森田化学,原研)°小原真司,初代善夫,田坂明政,百田邦尭,鈴谷賢太郎