2003年電気化学会秋季大会
(2003年9月11-12日・北海道大学高等教育機能開発総合センター放送大学北海道学習センター
S6.溶融塩科学・技術の新たなる展開を目指して(共催:溶融塩委員会、実行委員会)

近年の溶融塩科学は、物性・構造研究、金属の電析、表面処理の他に燃料電池、廃棄物処理と言ったエネルギー、環境も配慮した分野に成長している。この溶融塩に関する基礎から応用までの研究発表を広く募集。招待講演および一般講演で企画。

■シンポジウムプログラム

第2日・9月12日(金)
【シンポジウム:溶融塩科学・技術の新たなる展開を目指して】 共催:溶融塩委員会,大会実行委員会

  (9:00〜10:00)

2J01 溶融塩を用いたMg-La合金の調製(豊橋技大工)鳴川宜男
2J02 フッ化ランタン—アルカリ金属フッ化物系溶融塩のLa-Liii 端XAFS構造解析(東工大院総合理工・原子炉工学研,千葉工大工,千葉大院自然科学,原研東海研)°渡部 〓,八町昌彦,北村直久,恩田直良喜,岡本芳浩,岩舘泰彦,赤塚 洋,松浦治明
2J03 XAFSによるランタンオキシクロライドの短距離構造解析(東工大原子炉工学研,高輝度光学研セ,神戸大工,アバティーダンディー大理工,東芝電産システム技開セ,核燃料サイクル機構)°松浦治明,渡部 〓,神沼俊昌,赤塚 洋,本間徹生,梅咲則正,梶並昭彦,アディアK.アショック,藤田玲子,明珍宗孝
2J04 MD法による溶融塩中のUO22+ イオンの周りの融体構造:浴成分とUO22+ との間の相互作用関数の検討(1)(新潟大院自然科学,核燃料サイクル機構,高輝度光学研セ)°高瀬桂一,小藤博英,明珍宗孝,梅咲則正,大鳥範和

  (10:00〜11:00)

2J05 B2O3-PbO系ガラスの構造に及ぼすXe14+ イオンおよびγ線の照射効果(千葉大院自然科学・工,新潟大理,京大原子炉実験)°岩舘泰彦,服部豪夫,福島和子,西山伸,伊藤 遊,三沢正勝,福永俊晴,伊藤恵司
2J06 GdBr3-NaBr系およびGdBr3-KBr系融体のイオン伝導性と錯形成(千葉大工・院自然科学)°福島和子,野原渉,岩舘泰彦
2J07 高エネルギーX線回折を用いた非酸化物ガラスの精密構造解析(高輝度光学研セ,Univ. du Littoral)°小原真司,Eugene Bychkov
2J08 固液界面近傍における溶融硝酸塩の分光学的物性(神戸大工・院自然科学)°水畑 穣,Alexis Bienvenu Beleke,出来成人

  (11:00〜12:00)

2J09 炭素電極電析物のその場X線回折測定(神戸大工・院自然科学,核燃料サイクル機構,東工大原子炉工学研,高輝度光学研セ)°梶並昭彦,大西宏一,大西要介,出来成人,明珍宗孝,小藤博英,松浦治明,梅咲則正,廣沢一郎
2J10 アルカリイオンを添加した四級アンモニウム塩系常温溶融塩の物性と電気化学特性(産総研生活環境系)°松本 一,蔭山博之
2J11 室温溶融塩中の物性に及ぼす微量水分の影響(産総研生活環境系)°松本 一,蔭山博之
2J12 イオン性液体を用いたマグネシウムイオン伝導性高分子ゲル電解質(山口大工,関西大工)森田昌行,°白井崇弘,吉本信子,石川正司

  (12:00〜13:00)

特2J17 異相共存系における常温溶融塩の物性(神戸大工)°出来成人,水畑 穣
2J19 パーフルオロアルキル鎖を有する液晶性イミダゾリウム塩の相転移挙動とイオン伝導特性の解析(東京農工大工,東大院工)°向井知大,吉尾正史,加藤隆史,大野弘幸
2J20 パーフルオロオクタンスルホネートと長鎖アルキルイミダゾリウムカチオンからなる液晶性イオン性液体のイオン伝導場としての評価(東京農工大工,東大院工)°向井知大,吉尾正史,加藤隆史,大野弘幸
2J21 アルカリ金属イオン性液体型ポリマーゲル電解質の作成とイオン伝導特性評価(東京農工大工)°荻原 航,大野弘幸
2J22 液晶性イオン性液体/アルカリ金属塩複合体の分子集合状態とイオン伝導特性の相関(東京農工大工,東大院工)°向井知大,吉尾正史,加藤隆史,吉澤正博,大野弘幸
2J23 プロトン付加型イミダゾリウム塩の集合組織化とイオン伝導特性の評価(東京農工大工,東大院工)°向井知大,吉尾正史,加藤隆史,吉澤正博,大野弘幸
2J24 ヨウ素レドックスカップルの電荷輸送に及ぼす種々のイオン性液体の溶媒効果(横浜国大院工,フジクラ材料技研)°松山千鶴,川野竜司,渡邉正義,松井浩志,田邊信夫
2J25 HF系アルキルピロリジニウム室温溶融塩の合成と物性(京大院エネ科)°松本一彦,萩原理加,伊藤靖彦
2J26 疎水性室温溶融塩中におけるヘキサシアノ鉄酸イオンのレドックス挙動(慶大理工)°山縣雅紀,片山 靖,美浦 隆
2J27 ピロリジニウム—イミド系室温溶融塩中におけるリチウム二次電池負極反応(慶大理工)°森田竜也,片山 靖,美浦 隆
2J28 溶融炭酸塩中でのGd2O3 の溶解度およびNiO溶解度への影響(横浜国大院工)°松田佳之,松沢幸一,光島重徳,神谷信行,太田健一郎
2J29 溶融炭酸塩形燃料電池における高耐食性セパレータ材料について(産総研関西セ,金属技研)°柳田昌宏,谷本一美,小島敏勝,野村勝裕,宮崎義憲,飯田伸一,平山恒男
2J30 溶融CaCl2 中における固体SiO2 直接電解還元によるSi生成のメカニズム(京大院エネ科・京大院人間・環境)°安田幸司,野平俊之,雨澤浩史,伊藤靖彦
2J31 溶融LiCl-KCl系における水素ガスの溶解挙動(京大院エネ科)°中島裕典,野平俊之,伊藤靖彦
2J32 炭素およびニッケル基酸化物複合材料の溶融(CH34NF・mHF電解用陽極としての検討(同志社大工,三井化学)°田坂明政,児玉昌士,小野田一城,初代善夫,三本敦久
2J33 溶融塩化リチウム中でのMOX燃料の電解還元(電中研狛江,EU超ウラン元素研)°倉田正輝,井上 正,ジェローム セルプ,ミッシェル ウジェー,ジャンポール グラッツ
2J34 CrCl2,NiCl2 含有AlCl3 系溶融塩におけるAl-Cr-Ni合金の電析電位(北大院工)上田幹人,°木川浩邦,近田昭一,大塚俊明
 


問合せ先:
 〒060-8628札幌市北区北13条8丁目 北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻
 上田幹人(TEL & FAX 011-706-7813, E-mail: mikito@eng.hokudai.ac.jp)