溶融塩化学講習会
第52回溶融塩化学講習会「溶融塩・イオン液体を用いた分離回収技術」(ハイブリッド講習会)
主 催:(公社)電気化学会溶融塩委員会
共催:国立研究開発法人産業技術総合研究所
協 賛:イオン液体研究会、電気化学会電池技術委員会、日本化学会、高分子学会(順不同)
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に資するリサイクル技術や地球温暖化対策として二酸化炭素固定技術などがますます求められている。そのいずれもが分離・回収が関わっており、従来の水や有機溶媒にはないユニークな特徴を有する溶融塩・イオン液体による取り組みを通じこれらが有効であることが示されつつある。本講習会では、溶融塩やイオン液体を分離・回収に用いる研究開発を行っておられる方々を講師に迎え、基礎から応用までわかりやすく解説して頂きます。
日時および開催形式
2023年10月27日(金)12:55〜16:35
国立研究開発法人産業技術総合研究所関西センターC1棟1F会議室とオンライン(Zoom利用)によるハイブリッド開催(予定)
会場でのご参加は55名(お申し込み先着順)までとさせて頂きます.
会場へのアクセスはこちら
参加費(いずれも税込み)
電気化学会・協賛学協会会員:6,000円
非会員:12,000円
学生:無料
溶融塩委員会個人会員・法人委員:無料
入金締め切り:10月13日(金)
テキストはPDFにて配布いたします.
参加申込方法
参加フォームからお申し込みいただくか、下記までE-mail(またはお電話)にてご連絡下さい。
申し込み締め切り 締め切りました
申込先: 芹澤 信幸 (溶融塩委員会事務局)
E-mail: mscj@electrochem.jp
お問い合わせ先
世話人 松本 一 (産業技術総合研究所)
プログラム
12:55-13:00 |
開会の辞 |
13:00-13:50 |
講師:小島 敏勝(産業技術総合研究所 電池技術研究部門) イオンだけでできた液体であるのに、水と油のように2相に分かれる溶融塩系が、卓上電気炉で扱える500°C近辺にもあります。どのような系があるのか、イオンの分離に利用できるのか、などについて紹介します。 |
13:50-14:40 |
講師:加登 裕也(産業技術総合研究所 エネルギープロセス研究部門) 炭素材料は、石油、石炭などの化石資源を原料として合成されています。炭素材料の合成過程におけるCO2発生量低減および化石資源からの脱却を目指し、溶融塩電解を利用して炭素材料を合成する研究例を紹介いたします。 |
14:55-15:45 |
講師:森 良平(GSアライアンス株式会社) レアメタルやレアアースなどの金属を、製品からリサイクルしてくる技術は今後ますます重要になります。 |
15:40-16:35 |
講師:上村 明男(山口大学工学部応用化学科) 現代社会の持続可能な発展のために、プラスチックの化学リサイクルやバイオマスの有用物質への変換が近年注目されています。本講演ではイオン液体のユニークな特性を活用したこれらの効率的な化学変換反応について紹介します。 |
これまでの溶融塩講習会
開催年 | 名称 | 場所 |
---|---|---|
2022年 | オンライン | 第51回溶融塩化学講習会 |
2021年 | オンライン | 第50回溶融塩化学講習会 |
2020年 | オンライン | 第49回溶融塩化学講習会 |
2019年 | 千葉 | 第48回溶融塩化学講習会 |
2017年 | 仙台 | 第47回溶融塩化学講習会 |
2016年 | 東京 | 第46回溶融塩化学講習会 |
2015年 | 東京 | 第45回溶融塩化学講習会 |
2014年 | 京都 | 第44回溶融塩化学講習会 |
2012年 | 横浜 | 第43回溶融塩化学講習会 |
2011年 | 京都 | 第42回溶融塩化学講習会 |
2010年 | 東京 | 第41回溶融塩化学講習会 |
2009年 | 吹田 | 第40回溶融塩化学講習会 |
2008年 | 東京 | 第39回溶融塩化学講習会 |
2007年 | 神戸 | 第38回溶融塩化学講習会 |
2006年 | 横浜 | 第37回溶融塩化学講習会 |
2005年 | 東京 | 第36回溶融塩化学講習会 |