公益社団法人・電気化学会・溶融塩委員会

溶融塩化学講習会

第54回溶融塩化学講習会「量子化学計算、分子動力学計算を用いたイオン液体、溶融塩のシミュレーション」(オンライン講習会)

主 催:(公社)電気化学会溶融塩委員会
協 賛:イオン液体研究会、その他協賛依頼中

日時および開催形式

2025年12月12日(金)13:00~17:00
オンライン開催(Zoom利用)

参加費(いずれも税込み)

電気化学会・協賛学協会会員:6,000円
非会員:12,000円
学生:無料
溶融塩委員会個人会員・法人委員:無料

入金締め切り:12月10日(水)
テキストはPDFにて配布いたします.

参加申込方法

参加フォーム

申込先: 吉井 一記 (溶融塩委員会事務局)
E-mail: mscj@electrochem.jp

参加費・意見交換会費 振込先

銀行名 三井住友銀行
支店名 六甲支店
口座番号 普通 4232819
口座名 溶融塩委員会事務局長 吉井一記
    (ヨウユウエンイインカイキキンジムキョクチョウ ヨシイカズキ)

お問い合わせ先

世話人 松本 一、吉井 一記(溶融塩委員会事務局)

講習会概要

講師:都築 誠二 先生 (横浜国立大学)

この講習会では、量子化学計算や分子動力学計算を使ったイオン液体や溶融塩のシミュレーションについて解説します。分子動力学計算を行えば、液体の構造やイオンの運動を解明できます。イオン間の相互作用は液体構造やイオンの運動を支配しているので、量子化学計算で相互作用を解析すれば、相互作用が液体構造やイオンの運動に与える影響を理解できます。計算からは、実験手法では得ることが難しい分子レベルの種々の情報を比較的容易に得られます。実験と計算の結果の組み合わせることでイオン液体や溶融塩をより深く理解することができます。
 量子化学計算の解説では、計算から分かることや計算の方法と精度について説明します。また、イオン間に働く分子間力についても説明します。続いてGaussView, Gaussian プログラムを使ってイオンやイオン対の安定構造や、イオン間の相互作用エネルギーを計算する具体的手順を説明します。資料の手順に従えば、自分でも計算できるようになると思います。
 分子動力学計算の解説では、計算から分かることや、イオン液体の解析例、計算方法や精度について説明します。次に分子動力学計算を行う際の計算の手順、計算に必要なファイルの準備、結果の解析と可視化について説明します。

プログラム

13:00-13:10

開会の辞

13:10-14:00

量子化学計算で何が分かるか
イオンの構造、電荷分布、HOMO, LUMO
イオン対の安定構造、イオン間相互作用
分子間力、量子化学計算の方法と精度

14:10-15:00

GaussView, Gaussian を使った量子化学計算
入力ファイルの作成、構造最適化、イオン間相互作用の計算
最適化構造、軌道、電荷分布の可視化

15:10-16:00

分子動力学計算で何が分かるか
液体構造、イオンの拡散、界面の液体構造
分子動力学計算の方法、計算の精度

16:10-17:00

分子動力学計算の手順
初期構造の作成、力場の準備、計算条件の設定
系の緩和、液体構造の可視化、動径分布関数、自己拡散係数

これまでの溶融塩講習会

開催年 場所 名称
2024年 東京(ハイブリッド) 第53回溶融塩化学講習会
2023年 大阪(ハイブリッド) 第52回溶融塩化学講習会
2022年 札幌(ハイブリッド) 第51回溶融塩化学講習会
2021年 オンライン 第50回溶融塩化学講習会
2020年 オンライン 第49回溶融塩化学講習会
2019年 千葉 第48回溶融塩化学講習会
2017年 仙台 第47回溶融塩化学講習会
2016年 東京 第46回溶融塩化学講習会
2015年 東京 第45回溶融塩化学講習会
2014年 京都 第44回溶融塩化学講習会
2012年 横浜 第43回溶融塩化学講習会
2011年 京都 第42回溶融塩化学講習会
2010年 東京 第41回溶融塩化学講習会
2009年 吹田 第40回溶融塩化学講習会
2008年 東京 第39回溶融塩化学講習会
2007年 神戸 第38回溶融塩化学講習会
2006年 横浜 第37回溶融塩化学講習会
2005年 東京 第36回溶融塩化学講習会

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